京都の昔と今

こんにちは。

ギックリ腰を起こしてから多少セーブするようになりましたが、
私は今でも、各地の病院への経営指導のため、
月の3分の1は地方へ出張して過ごしています。

先週1週間はずっと関西出張で、京都のホテルを拠点にあちこちしました。

最近の京都はホテル代が高いので泊ってもせいぜい1泊か2泊で、
今回のように1週間という長い期間、京都に留まったのは久しぶりでした。

私は高校を卒業してから1年間、
京都で予備校に通って浪人時代を過ごしたことがありますので、
大げさにいえば、京都で長く滞在したのは、
19歳の浪人の時以来でした。

その分、京都の昔と今についてあれこれと思うことがあり、
今回の京都滞在は中々感慨の深いものになりました。

55年前の京都は、まず京都駅の駅舎が小さかった(2~3階建て駅舎でした)。
地下鉄もなかったけど、京都中いたるところにゴトゴトと市電が走っていた。
修学旅行生が多いのは相変わらずですが、
外国人観光客が今の様にむやみやたらと多くなかった。
今の京都は騒音と外国語に満ちたただの巨大観光地になってしまいましたが、
昔はこじんまりとしていて、静かで奥深く、
人がゆっくり観光して回るのにふさわしい古都でした。

今はいない私の両親がその頃は岡山県津山市に健在で、
まだ新幹線は岡山まで開通していませんでしたが、
姫路経由の姫新線の急行が直通で走っていましたので、
津山と京都の間はそれで行き来していました。

しかし「変わった」といえばなにより「自分が変わった」と感じます。
そしてそのことはホテルの自室の鏡に映った自分の姿を見れば一目瞭然です。

若さにあふれていたものの、無限とも思われる未来と希望と先の見通せない不安を
一杯に抱えていた当時の19歳の予備校生から、
それなりの自信と確信を持ったものの、
「人生は有限であり、できることはそう多くない。また未だ人生は発展途上である」
と悟った、頭が真っ白になり顔の皴が増えた74歳の今の自分に。

それだけに、55年前の予備校生の私が今の私に京都の街で出会ったら
なんというか聞いてみたいような気がします。

後期高齢者に近い今の年齢になっても現役で自分がやりたい仕事をしていることに
「よくやっている」と素直に褒めてくれるような気がしますが、
そうでもないかもしれません。

そんなことをあれこれと感じさせてくれた京都の今回の滞在でした。

それではまた。



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