これまでで最「高」の誕生日】



こんばんは。


さて、先週の木曜日(11月24日)は私の71歳の誕生日でした。


「村の船頭(せんどう)さん」という童謡に

「村の渡しの船頭さんは、今年六十のお爺さん」とありますが、

いつの間にか「六十のお爺さん」の歳を10歳以上超えてしまいました。


毎年仕事は忙しくなる一方ですので、私自身には「そんなに歳をとった」

という思いはないのですが、それでも最近は1年が経つのが異常に

早く感じられるようになり、その分、毎年の誕生日の印象も薄くなってきていました。


しかし、今回の71歳の誕生日は私にとって久々に思い

出と感慨の深いものになりました。


今日はそれについて以下述べてみます。


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これまでで最「高」の誕生日

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この日は早朝から高知への出張でしたが、連日の地方出張や

原稿書きのスケジュールに追われて、私は前日もほとんど徹夜でした。


その疲れからか、羽田発の高知行きのJAL便に乗込んだ途端、

私はうとうとと寝込んでしまったのですが、それからしばらくして、機長から、

「ご搭乗の皆様、今日は眼下に素晴らしい富士山が見えています」

という機内アナウンスがありました。


機長の声に誘われて、寝ぼけ眼のまま、窓から外を見ると、

前日の雨で埃がすっかり落ちて澄みきった青空の中、

冠雪した富士山がすっくと聳え立っていて、

その泣きたくなるほどの感動的な美しさに眠気が一遍に

吹き飛んでしまいました。


そうして私が目覚めるのを待っていたのでしょうか。


すかさず傍から満面の笑みを浮かべたパーサーの方が寄ってこられて、


「豊岡様のお寝覚めをお待ちしていました。

  今日は11月24日で豊岡様の誕生日ですね。お誕生日、

  おめでとうございます。また毎度のJALのJクラスの

  ご利用ありがとうございます。

  これは私どもJALから豊岡様への 誕生日のプレゼントです。

  お気に入っていただければいいのですが」


と言って、包みを手渡されました。


このサプライズに、その時になって初めて私はこの日が

私の71歳の誕生日であることに気が付いたのですが、

包みを空けると、中に


「HAPPYBIRTHDAY JL491 24NOV 羽田―高知  とよおか様

本日もJALの翼ご利用頂きありがとうございます。

そして、お誕生日おめでとうございます。

ステキな1年になりますように!!」


と手書きされたグリーティングカードと、飛行機の

プラモデル(写真)が入っていました。


 AIRBUSA350のプラモデル×1(JALのウェブサイトから転載)



飛行機大好き人間の私にとっては思いもかけない嬉しいプレゼントで、

かくして私は、羽田から高知に向かう高度1万メートルの飛行機の中で、

これまでで最「高」の誕生日を迎えることになりました。


私の場合、脱サラ後、毎年、誕生日を迎える毎に

仕事がよりハードになっていっている感じで、

正直、最近は少々疲れ気味でした。


「歳のせいかなぁ」とも思い、それでこれまでは

「今後は仕事を徐々にセーブして早晩リタイヤすることも考えないといけない」

と考え出していたのですが、今回のこの最「高」の誕生日で元気をもらい、それ以来、


「多くの友人や知人の方に助けられて、今の私があり、

そのお陰で今の私の仕事は順調。だからお世話になっているその方達のためにも、

世の中の私に対するニーズがある限り、また私の気力・体力が続く限り、

私はこれからも現役であり続ける。

『コンサル先の病院の経営改革・再建・改善と

病院業界全体の人材の教育・育成体制の整備』

という当面の目標の達成、

そしてその先は『直木賞獲り』という私の究極の目標の達成に向けて、

これからも仕事を続ける」


と考えが変わってきました。


「脱サラ後の私の仕事は今やっと巡航軌道に乗ったばかり。

本当にやりたいことが出来、社会の役に立つのはこれから。

だから目的地に向かって飛べ。エンジンフルパワー。ゴーアヘッド。

頑張れ、71歳になった私」


というところでしょうか。


それではまた。


<参考1>下記は動揺「船頭(せんどう)さんの歌詞


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   船頭(せんどう)さん

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作詞:武内俊子 作曲:河村光陽 


村の渡しの船頭さんは

今年六十のお爺さん

年はとってもお船をこぐ時は

元気いっぱい 櫓がしなう

ソレ ギッチラ ギッチラ ギッチラコ 


雨の降る日も岸から岸へ

ぬれて船こぐお爺さん

今朝もかわいい仔馬を二匹

向う牧場へ乗せてった

ソレ ギッチラ ギッチラ ギッチラコ


川はきらきらさざなみ小波

渡すにこにこお爺さん

みんなにこにこゆれゆれ渡る

どうもご苦労さんといって渡る

ソレ ギッチラ ギッチラ ギッチラコ





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