日本病院経営支援機構の豊岡です。

さて、2019(R1)年度から開催して参りました病院経営者（事務長）育成塾に加えて、来年度から薬局長育成塾を開催致します。
つきましては、来年度薬局長育成塾の受講者を公募致したく、そのご案内のため、関係書類を公開させていただきます。

今回公開させていただいたのは、 以下の9種類です。

１．2022年度薬局長育成塾の受講生公募につきまして（本文）
２．2022年度薬局長育成塾実施要領
３．2022年度薬局長育成塾教育カリキュラム
４．2022年度薬局長育成塾受講者公募要領
５．薬局長育成塾に関する Q&A
６．病院経営者育成塾塾長の略歴
７．総務省「地方公共団体の経営・財務マネジメント強化事業」登録アドバイザー紹介ページ掲載内容
８．2021年度病院経営者（事務長）育成塾参加者（86 名）の内訳
９．2021 年度病院経営者（事務長）育成塾教育カリキュラム

よろしくお願い致します。

関係書類一式(9種類)については、以下のリンクからダウンロード可能です。
関係書類一式のダウンロード（PDF）

さて、過去20年間私は、全国各地の医療機関で経営再建の仕事に従事してきましたが、その過程で、「医療機関にはその時々の経営再建と並んで、常日頃から不断に医療機関の

経営・運営を支える『医療機関の経営に貢献できる、医療機関の経営が分かる人材』の教育・育成もまた必要である」と思うようになりました。

しかしそれをこれまで各医療機関でやってきた私の経験から申し上げますと、それを単独の医療機関だけで実施することは困難です。

それで、まず、全国の医療機関から希望者を募って、学校方式で、集団で切磋琢磨することによって、経営の実践的具体的な方法論を、成功例を引いて教え、「経営の分かる、経営に貢献できる事務長」を育成するための事務長育成塾（＝病院経営者（事務長）育成塾）を2年半前に始めました。

当初、ライブ方式で始めた毎月の研修会は、その後の新型コロナ感染拡大でオンライン方式に変りましたが、今年で3期目に入り、事務長育成塾は軌道に乗ってきました。

そこで私は次に、今の日本で、事務長と並んで、その「医療機関経営に貢献できる、医療機関経営が分かる」人材育成のための仕組みが整備されていないと思われる技師長につきまして、「経営の分かる、経営に貢献できる技師長」を育成するための技師長育成塾を立ち上げたいと考えるようになりました。

そこで昨年から薬局・臨床検査・放射線・リハビリ・臨床工学の各分野別に検討チームを立ち上げて、夫々の技師長育成塾の教育カリキュラム（どういう教育内容を誰が教えるか）の検討を行ってきました。
その中で一番早く検討を開始した薬局長育成塾につきましては、このほどその成案（添付資料）がまとまり、

（１）来年4月から「2022年度薬局長育成塾」として

（２）4月～12月の「9ヶ月間コース」でスタートする

ことになりましたので、ご案内申し上げます。

なお現在の進捗状況から、他の分野の技師長育成塾のスタート時期は、再来年度（2023年度）以降になる見込みです。

この薬局長育成塾では、今の事務長育成塾同様、

「抽象論や理屈ではなく、実践的具体的な方法論を、その成功例を示して教えることによって『医療機関の経営に貢献できる、医療機関の経営が分かる次期薬局長候補等の薬剤部幹部・中堅層』を育成すること」

をその目的としています。

またそのため

「全国各地の色々な医療機関や企業から、受講者を集めて集合教育を実施すること」にしており、そのことが結果として、

「受講者同士の切磋琢磨と触発を促し、受講者を大きく成長させるとともに塾卒業後も付き合っていける他医療機関や企業の仲間作りの機会を与えること」

に繋がると考えております。

なお、来年度薬局長育成塾の申込検討に際しまして、そのオンライン研修のやり方がどのようなものかイメージすることが出来ない方もいらっしゃると思います。

そういう場合は「百聞は一見にしかず」で実際に育成塾を、半日でも1日でも、オンラインで、見学していただくのが一番です。

今回公開させていただいた「公募要領」の末尾に「2022年度育成塾の申込検討に際して、そのオンライン研修のやり方がどのようなものか、今実施中の 2021年度病院経営者（事務長）育成塾の研修会に、オンラインで 半日～1 日体験参加していただくことも可能ですので、奮ってご参加ください。詳しくは事務局までお問い合わせください」と書いてございますので、見学ご希望の方は、添付した「2021 年度病院経営者（事務長）育成塾教育カリキュラム」をご覧になって、参加可能なタイミングでかつご興味のある教育科目を選んで、事務局にお申込みください。 

以上、縷々申し述べましたが、来年度の薬局長育成塾への受講者派遣検討と そのための来年度予算確保方、どうかよろしくお願い致します。

それではまた。